12年前のクリスマスイブに結婚しました。本当の教会で式を挙げたかったのですが「クリスマスイブ」という日には、教会もかなり忙しいようで予約を受けてもらえず(当たり前と言えば、当たり前ですが)教会での式は断念し、結婚式場のチャペルでの式となりました。
 感動のうちに無事式も終わり、最後に二人で式場を後にする時のことです。夫の腕をとり、にこやかに退場!のはずが『足は進めど頭進まず』という状況に陥ったのです。訳もわからず、腹筋に力を込めて足を進めますが、夫との距離は広がり、私はどんどんとのけぞるばかり。まるで、歌舞伎の女形のようでした。ところが次の瞬間、のけぞりの反動で今度は私の上半身はベールもろとも、先を行く夫の前にふっとんでいきました。
 何もわからずにいるのは私達二人だけで、チャペル内の参列者は大爆笑。バージンロードの上を歩く私の長いベールの上にはなんと、仲人さんが乗っていたのです。私は、ベールの裾に男の人一人を乗せて歩いていたのです。どおりで、頭が進まないはずだ。途中で仲人さんの奥様が気がつき、あわててベールの裾から足をどけさせたので、今度は私は勢い余ってふっとんでいったと言うわけです。
 式後、仲人ご夫妻が申し訳なさそうに、私に謝りにこられました。白いタイルでできているバージンロードだったので、薄いベールが見えなかったのだそうです。
 やっぱりバージンロードは赤に限ります。

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本当にあった結婚式の話