投稿者:まりりん
悪魔のハンドクリーム

できちゃった結婚だった私は妊娠8ヶ月で挙式を挙げる事にしました。もっと早めにとも思ったのですが、2人の記念日に合わせたいと思う気持ちの方が大きかったのです。
悪阻もなかったので、式の準備も順調でしたが、妊娠後期になるにつれて、むくみが出てきました。
だんだん結婚指輪がきつくなり、日頃は指輪を外して生活していましたが、式は指輪交換があります。
違う指輪にしようとも考えましたが、式のビデオ撮影も頼んでいて、一生映像で残ること、そしてなんだか縁起が悪い気がして…
迷っていたときプランナーさんが、ハンドクリームを塗ると滑りが良くなって指輪交換もスムーズになるのでは?とアドレスをしてくれたので、ハンドクリームを塗ってはめてみると、なんとか指輪がすーっと入ってくれました。
指輪交換の時は直前に手袋を母に渡す場面があります。その時に母がハンドクリームを参列者から見えないようにそっと私の手にハンドクリームを塗ると計画をしました。
式当日、凄く緊張しました。でもとても幸せで、バージョンロードを歩く時から涙が出そうになりました。
式も順調に進み指輪交換の時、計画していたので母に目で合図しながら手袋をわたしました。母も任せてというかのように目配せしながら私にハンドクリームをつけました。
が、緊張したのか、母は私にハンドクリームのチューブの半量程を勢いよく手の甲にのせてきたのです。
えっ?!やばい!と思いながら、新郎の方へ振り返ると同時にクリームを急いで伸ばさないとと思いました。けど、量が多すぎて私の手は真っ白のベタべタです。
神父さんは「さあ指輪交換を」といって私の手を見たとき、目が飛び出るくらいびっくりした顔で見ていました。
新郎は笑いを堪えるのに必死の状態、頼んでいたビデオ撮影の方は指輪交換をズームで撮ろうと思っていたのか、近くにいましたが、すっーと静かに後退していました。
新郎はそれでもなんとか、私の手を汚い物でも持つかのように支え、グニュと音をさせて指輪交換をしました。
入場の時とは別の涙が出そうになり、私は冷や汗で汗びっしょりになりました。
その後このクリームだらけの手で式を終え退場したので、教会の物品や旦那の手もクリームだらけになりました。
親族席より後ろの席からはあまり見えてなかったようで本当に良かったです。
式後のビデオ撮影は引きのアングルから撮られていて、何事もなかったかのように写っていました。さすがプロ!
いまでは、笑える話です。

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