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席が足りない!!


私が担当していた披露宴でのちょっとビックリなお話です。

こんなトラブルは初めてだったので、
まだ若かった私は相当焦った記憶があります。


披露宴の前日。

私がいつものように出勤すると、
朝一番でご新婦様からお電話がありました。

「すみません!実は席が足りないんです!」

…一瞬何のことかわかりませんでした。

「昨日席次表の校正表を見て気づいたんですけど、席が6人分足りないんです!」

なにー!!?


当然のことながら、
席次表は、招待状に出席の返信をくれた方のリストをもとに作成します。

招待状の返信をくれた方なら、
席がないなんてことはありえないはずなんです。
ましてや6人分も…


話を伺ってみると、 ご新婦様は、招待状の返信をもとに席次を決めたんだそうですが、
招待状以外にも、口頭で招待したご友人が別に6名いらっしゃって、
その方たちを席次に入れるのをすっかり忘れてたそうなんです。

通常、招待状も送らずに口頭だけで招待することはありませんが、
久しぶりに再会した際に、流れで「結婚式来てよ〜」とお誘いしたらしく、
その時すでに招待状は発送したあとで、「招待状送れないけど、ぜひ来てね〜」となったと。

ところがそのことをご新婦様がうっかり忘れてしまったんです。


お電話をいただいた前日、つまり披露宴の2日前の夜、
その友人の方からご新婦様に「結婚式楽しみにしてるよ」とメールが来て、
「あれ…そういえば席次表に○○ちゃんたちの名前あったっけ?」と心配になり、
席次表の校正表を見ると、なんと6人分の名前がまるまる抜けてるじゃありませんか!!

こうして私のところにお電話をいただいたのでした。


状況は理解しました。

しかし今は披露宴前日!
とにかく急いでもろもろ手配しなくては!!

「もろもろ確認しまして、また折り返しお電話いたします!」

と電話を切り、そこから猛スピードで連絡&ダッシュしました。

6人分の席を作るということは、
1卓分まるまる追加するということです。

テーブルクロス、ナプキン、椅子カバー、卓上装花、
配膳のスタッフ、席次表、席札、料理、飲み物などなどなど。


こういう時、一番怖いのは外注のもの。

内部で用意しているものは、なんとか無理を言ってお願いできますが、
外注しているものは、在庫がなければどうにもなりません。

たとえばテーブルクロスも外注なのですが、
在庫がなければ1卓分違う色になってしまいます。

卓上装花だって同じです。
外注のものは連絡するたびにドキドキして冷や汗をかきました。


席次表の印刷は、別途印刷料金がかかってしまうものの、
なんとかお願いして間に合わせてもらうことに。
あの時の業者さんの対応には本当に感謝しています。

その他もろもろ手配も、なんとか大丈夫だったものの、
引き出物だけがどうしても揃えることができず、
ご新婦様と相談して、ご親族のものを回させていただきました。


業者の方々、助けてくれたスタッフのおかげさまで、
披露宴当日は滞りなく迎えることができました。


急なお願いにも関わらず、通常料金で対応してくださった業者さん。

私は他の打ち合わせなどもあったので、
代わりに連絡をしてくれたスタッフ。

つくづく、結婚式はたくさんのプロフェッショナルの手によって
作られているんだなぁと実感しました。


そして、「大丈夫でした」とご連絡した時の
ご新婦様のホッとされたご様子と、
「本当にありがとうございます!」という言葉が、
何より嬉しかったです。


一番怖いのは、
もし気づかないまま当日を迎えていたら、
一体どうなっていただろうか…ということ。


これから結婚式を挙げられるみなさま。
事前の確認は、しつこいぐらい、これでもかというぐらいに行ってください。
どれだけ確認してもしすぎることはありません。

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